Share

第9話 姉なのにメスガキムーブかましてんじゃねーですわよ

Author: エスツー
last update Last Updated: 2025-07-18 11:27:39

 わたくしを出迎えたアクアルお姉様はあろう事かベッドの上にうつ伏せで寝転んだ状態で娯楽小説を読んでやがりましたわ。

 この女、完全に舐めくさってやがりますわね。

「お暇なお姉様の為に世界で一番美しい貴女の妹が最高級の娯楽の提案をして差し上げに来ましたわ」

「悪いけど私、暇を潰すのに忙しいの。寝言は寝てから言って」

 ふうぅううぅっ。

 落ち着くのですわ、リリアーゼ・バレスチカ。

 原作(18禁版含む)をプレイしたユーザーからはクレイジーレズなどという心ない渾名で呼ばれていたこのわたくしですけれど、劇中で行なった悪行はどれも乙女ゲーの悪役令嬢の範疇でギリギリ収まると思ってますの。

 ちょっとばかし気に食わない対応をされた程度で怒りに身を任せ、百合乱暴(控えめな表現)するなんてのは淑女の行いから掛け離れた物ですわ。

 わたくしは陵◯エロゲーの竿役?などではありませんことよ。

 ここは冷静に、挑発に乗らずにお姉様を説き伏せるのですわ。

「フォーチュン学園の入試には実践訓練もあるでしょう?ですからわたくし、ダンジョンに行ってロゼを鍛えようと思いますの。行って戻っての繰り返しじゃ効率も悪いですし、しばらく泊まりがけで」

「そう。行ってらっしゃい」

「圧倒的超絶最強なわたくし一人ならこれぐらい楽勝ですけれど、ろくに実戦をこなしてないロゼを連れてだと流石にリスクがあると言わざるを得ませんの。誰かお暇な人がロゼを守ってくれればわたくしも安心できるのですわ」

「知ってるかしら?私は今春休みなの。課題は初日で全部終わらせたから、後は残された時間を全力で休むのに忙しいのよ」

「貴女の可愛い妹二人を助けると思って、手伝ってくださらないかしらお姉様?」

「ロゼはともかくあなたの可愛いところなんてその顔面ぐらいしかないと思うけど」

「人は見た目が9割という格言もありますわ。可愛さ90点と考えれば合格と言っても差し支えないのではなくて?」

「残りの1割が壊滅しすぎてるせいで0を通り越してマイナスになってるわね。総評するとあなたの可愛さとやらは合計してせいぜい70……いえ、60点が妥当と言ったところかしらね」

 ……わたくし、良く耐えましたわよね?

 よくよく見ればお姉様はさっきから脚をはしたなくパタパタとされてるせいで、蒼を基調としたドレスからちらちらと艶かしい太腿が見え隠れしてますし、うつ伏
Continue to read this book for free
Scan code to download App
Locked Chapter

Latest chapter

  • クレイジーレズと呼ばれた少女、自分が戦闘あり乙女ゲーの大ボス悪役令嬢だと気付いたので開き直って今世で推しのサブキャラメイ   第31話 あなたは!わたくしに!◯されるべきなのですわ!!

     第1章ラスボス戦&第1章完結です。  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― ここはバレスチカ家、わたくしの自室のベッドの上。  時刻は深夜2時。「すぅ……すぅ……」「……寝てますわよね?」 枕元に置いてある炎属性の魔石を動力源にする光源を調整して眩しくない程度の灯りをつけますの。  すると可愛らしい桃色の下着を身につけて穏やかな寝息を立てるロゼの愛らしいお顔がよく見えるようになりましたわ。「ふ、ふふ……」 今まではロゼを軽く抱きしめて、それをおかずにして致すまでが限界でしたけれど、今日のわたくしは一味違いますの。  これからロゼの唇を奪ってやるのですわ!!!  ……。 だって、あの時(第23話参照)は|処刑者《しょけいしゃ》キルリスとかいうカスとレイライトとかいうグレた家出少女のせいでわたくしのファーストキスが|気付け薬《ヘドロ》味になってしまったんですもの!  一刻も早く本当のファーストキスをして上書きする必要があるのですわ! それに今日はダンジョンから帰ったばかりにも関わらず休む暇もなく、王都で延々と手続きをさせられたんですもの。  いっぱい頑張ったわたくしにはご褒美をもらう権利があるのですわ!  ……よし。  言い訳もしっかりした事ですし、早速やりますの。 今ならロゼにキスをしても脳が焼き切れるような事はない気がしてきましたわ。 わたくしは勢いのままロゼの頬に手を添えて、唇を近付けて––––  ちゅっ。 「……ふぅ」  ……。  ほわああああああぁああっ!  ついに!ついにやりましたわ!! ロゼの唇、すっごい柔らかかったですわ!  わたくしの大勝利ですわ!「ふ、ふふふ……」 一拍置いて落ち着いてからもう一度、呑気に寝入ってるロゼの顔を見つめ直していたら、心の奥底からムクムクと嗜虐心が鎌首をもたげて来ましたわ。 ねぇ、ロゼ。  今どんな気持ちですの? 出会ってから3年もの長期間、自分をいいように扱き使い貶めてきた大嫌いな女に、それも自分の知らない間にファーストキスまで奪われて。 うふふ、どんな気持ちなんですの?  ねぇ?どんな気持ちなの?ねぇ?「あなたの初めてのお相手はアクアルお姉様でもアーサー殿下でもないっ! このわたくし、リリアーゼなのですわぁっ!!」

  • クレイジーレズと呼ばれた少女、自分が戦闘あり乙女ゲーの大ボス悪役令嬢だと気付いたので開き直って今世で推しのサブキャラメイ   第30話 殿方との婚約なんて真っ平ごめんですわ!

    「わたくしがアレイスター殿下の婚約者に?」 陛下からご提案された内容を聞いた感想としては納得半分、驚き半分、と言ったところでしたわ。 納得についてはまずそもそもの前提として、原作の『ふぉーみら』においてリリアーゼは3人いるアレイスター殿下の婚約者候補の1人でしたものね。  だからわたくしと陛下が顔合わせをした以上、向こうからそう言った話を持ちかけてくる事は予想できてはいましたけれど。「陛下。お尋ねしたい事があるのですわ」「うむ、もちろん構わぬよ。急にこのような事を言われたところで気持ちの整理がつかぬだろうからな」「では遠慮なく。陛下はわたくしを殿下の婚約者にしたいんですの?婚約者候補ではなく?」 わたくしが疑問をぶつけると、陛下はカッと目を見開きましたわ。  どうやらクリティカルだったようですわね。「バレスチカ家の子息子女は皆優秀だと聞いてはいるが、流石に驚いたぞ。確かに元々リリアーゼ嬢にはアレイスターの婚約者候補としての打診をする予定だった」 ちなみに婚約者候補はリリアーゼを除くと主人公で聖女候補のシャルロットと公爵令嬢の2名。 これだけ見れば乙女ゲーらしくもあるのですけれど、リリアーゼは知っての通り男性に興味がなく、公爵令嬢は後に婚約云々とは全くの別件……というかロゼ関係でリリアーゼに絡んだ結果、百合乱暴(控えめな表現)されて純潔を失った事により婚約者候補を辞退するという、殆ど死に設定みたいな物だったりしますわ。「近年は聖女殿が失踪された事もあって何かと他国から突かれる事が多くてな。言ってしまえば国の防衛力を高める必要があるのだ。そして余は国防の観点においてバレスチカ家の武力を高く評価しておる。加えて今回リリアーゼ嬢が成した『最果ての回廊』10階層以降のボス撃破という功績だ。バレスチカ家が王家に忠誠を誓っていないというデメリットを差し引いたとしても関係性を深めておきたい」 なるほど。  つまりわたくしが前世の記憶を取り戻した事によって原作とは違う行動(ダンジョンでの修行)をとった結果、未来が変化したわけですわね。「して如何だろうか、リリアーゼ嬢。其方の嗜好は理解しておるし、世継ぎを産んでくれさえすれば、好きなだけ女を囲っても構わぬと倅のアレイスターも申しておる。加えてこの話を受けるのならグラントを伯

  • クレイジーレズと呼ばれた少女、自分が戦闘あり乙女ゲーの大ボス悪役令嬢だと気付いたので開き直って今世で推しのサブキャラメイ   第29話 クレイジーレズ令嬢ってゲーム(現実)の中でもそう呼ばれてますの!?

     ––––ひそひそ。 耳障りな囁きと不躾な視線がわたくしとロゼ、そしてお父様に向けられますの。 いくらわたくしが目が眩む程に美しいとはいえ、こうも露骨では流石に鬱陶しいですわね。 ていうか、噂話なら本人に聞こえない程度の音量でしやがれですわ。 ここはキングダム王国の王都シュトーにある王城。 王都についたわたくし達はまずマリアお母様をこちらでお借りしてるお屋敷に送り届けてからグラントお父様伝いに対レイライト妨害用の魔道具の調整を宮廷魔術師に注文。 その後はバレスチカ家の養女になるロゼの公式な顔合わせを終わらせ、最後に冒険者ギルド本部に高難度ダンジョン『最果ての回廊』で未知のボスモンスター(とこの時点ではなっている)【処刑者(しょけいしゃ)キルリス】討伐の報告を終えたのですけれど……。 キルリス討伐の褒賞はこの国の王であられるアーサー・キングダム陛下から直接賜るという事で急遽彼の執務室にお父様と共に呼び出される運びとなったのですわ。 まぁそれ自体はいいとして––––。「騎士団長殿と一緒におられるご令嬢、なんと麗しいのだ……」「アクアル嬢も相当な器量だが彼女はそれ以上かもしれぬ」「いや、だが騎士団長殿の次女って確か……」「クレイジーレズ令嬢だったか?噂だとお気に入りのメイドを椅子がわりにしてるかなりアレな令嬢らしい」「なんだって?それじゃあ後ろに控えているあの可愛らしいメイドの子が––––」「まぁ!なんて美しい方なのでしょう。是非お友達になりたいわ!」「ダメよ、早まっちゃダメ!私、クレイジーレズ令嬢と目を合わせたら孕まされるって噂を聞いた事あるわ!」 ……。 とりあえずピーチクパーチクうるさい連中は後で事実陳列罪で訴えるとして、一つ言いたい事がありますの。 クレイジーレズ令嬢ってゲーム(現実)の中でもそう呼ばれてますの!? いや、原作である『ふぉーみら』だと攻略対象達やシャルロットからはリリアーゼ嬢、もしくはリリアーゼ様としか呼ばれてなかったからこんなの予想できる訳ないのですわ! そもそもリリアーゼ嬢より渾名であるクレイジーレズ令嬢の方が長いってのもどうなんですの!? ––––ギロリ。「「「「ひぃっ!」」」」 とりあえず喧しいモブ貴族共に対して軽く殺気を飛ばしつつ、睨みつけてやりましたわ。 すると大半は腰を抜かして蜘蛛の子

  • クレイジーレズと呼ばれた少女、自分が戦闘あり乙女ゲーの大ボス悪役令嬢だと気付いたので開き直って今世で推しのサブキャラメイ   第28話 休む間もなく出張とか、それもはや社畜なのですわ

    「あの子、私の身体が綺麗だったって––––」「アクアル……」 レイライトの境遇を聞いて一筋の涙を流したアクアルお姉様の頭をお兄様がそっと撫でましたわ。  彼女の涙を見るのは半年前にわたくしが彼女の純潔をこの2本の指でぶち抜いて以来の事ですの。 お姉様のお気持ちはよく分かりますわ。  わたくしのような超絶美少女に百合乱暴(控えめな表現)されるならともかく、汚い汚(お)っさん達に◯されまくるとかマジで洒落になりませんわよね。 どおりで原作の『ふぉーみら』でレイライトのそういったシーンがない訳ですわ。  むしろ描写したらそれはもはやエ◯あり乙女ゲーではなく、ただの美少女◯教◯辱エ◯ゲーですの。 「お父様。レイライトに危害を加えたのは枢機卿だけではないですのよね?他のカス共はどうしてますの?」「調査の後、枢機卿の周辺と関わった者達は全て我が族滅した。またその後、もし神殿の関係者が再度聖女を害するような事があれば、我らバレスチカ家総出で神殿に属する者を一人残らず家族と従者に至るまで殲滅すると通達してある」 あぁ、そう言えばレイライトが失踪した後、神殿の上層部の者達とその家族が揃って暗殺されたというニュースを聞いた事がありましたわ。  あれはグラントお父様の仕業でしたのね。  ……これじゃ、わたくしが◯るところが残ってないじゃねぇですの。 『ざまぁ』は実際にカス共を痛めつけてぶち◯すところまで描写しないとスッキリ出来ませんわよ? 「ともかくレイライトが生きていると分かった以上、アレは我が連れ戻す。貴様達も情報を得たら我に––––」 「待って、父さん。一つ確認しておきたい事があるの」 お父様が話を締め括ろうとしたところに涙を拭ったお姉様が割り込んできましたわ。「さっき父さんが言っていた、『私と父さんの間にそれほど力の差はない』って言葉。あれはお世辞ではないのよね?」「うむ、相違ない」「なら父さんじゃレイライトには勝てないわ。あの子と1対1でやりあって勝てる可能性があるのはリリアーゼだけよ」「なに……?」 お姉様からのご指摘に目を丸くするお父様。  実際、お姉様の言ってる事は間違ってはいませんわ。 原作ゲーム中のステータスは中ボスであるお父様よりラスボスであるレイライトの方が上ですし、そもそも戦闘難易度的には単体でボスをやってるお父様よ

  • クレイジーレズと呼ばれた少女、自分が戦闘あり乙女ゲーの大ボス悪役令嬢だと気付いたので開き直って今世で推しのサブキャラメイ   第27話 可哀想は抜け……うるせーですわ!

     今回いつもの百合乱暴(控えめな表現)とは真逆?の描写がありますので苦手な方はご注意ください。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――「レイちゃんが!?ねぇ、アルちゃん!それは本当なの!?」「母さん、落ちついて」 『レイライト』という人物名を聞いた途端、血相を変えてアクアルお姉様に詰め寄るマリアお母様。 グレンお兄様は『レイライトが……』と呆然としながら呟いてるし、グラントお父様はいつも無愛想で無表情なのに今は眉が吊り上がって殺気が漏れ出てるしで、お茶の間が凄まじい事になってますの。 話についていけてないのはポカンと可愛らしい口を開けたロゼとわたくしだけ。 ……レイライトってあの【聖王レイライト】の事ですわよね。 原作ゲームである『ふぉーちゅん⭐︎みらくるっ!』。 そのラスボスの。 聖王レイライト。 彼女は『ふぉーみら』において大ボス悪役令嬢である魔王リリアーゼ・バレスチカを倒した後に出てくる、いわゆるラスボスに当たるキャラですわ。 レイライトについてはゲーム中で多少の情報を得る事はできますけれど、分かっているのは彼女の容姿が真っ白な髪に血のような赤い瞳、ホワイトロリータのドレスに白タイツ、白のブーツと、まるでリリアーゼを反転させたかのような超絶美少女である事。 あとは歴代最高の聖女とうたわれた実力者で、ゲーム開始前には既に失踪しているという事ぐらい。 作品の主人公であり聖女候補でもあるシャルロットはある意味、レイライトの後釜とも言えますわね。 レイライトの登場機会はラスボスとして出てくる1回だけですけれど、その際に発せられるセリフから彼女がリリアーゼとシャルロットに対し、並々ならぬ憎しみを抱いてる事が伺えますの。 ちなみに彼女が登場する流れについては、主人公パーティがリリアーゼ戦で勝利した場合は現れたレイライトが満身創痍のリリアーゼにトドメを刺してそのままラスボス戦、敗北した場合は既に消耗しているリリアーゼを舐めプして甚振ろうとするものの、慢心を突かれて返り討ちにされ、そのままバッドエンド(クレイジーレズ)ルートに入る運びとなっていますわ。 以上の説明から察する事はできると思いますけれど、レイライトはその優れたビジュアル自体は評価されているものの、出番が少なすぎた事とリリアーゼのインパク

  • クレイジーレズと呼ばれた少女、自分が戦闘あり乙女ゲーの大ボス悪役令嬢だと気付いたので開き直って今世で推しのサブキャラメイ   第26話 自分の父がキ〇呼ばわりされるのは中々に効きますの

     結局グラントお父様へのご挨拶はアクアルお姉様からの提案で、ダンジョンに修行に行っていたわたくし達3人だけでなく、グレンお兄様とマリアお母様もご一緒する事になりましたわ。  人数が増えたので面会は執務室ではなく食堂でお茶でもしばきながら行う事になりましたの。 わたくしとしてもそっちの方が肩肘張らなくて済むからよきですわね。  ◇  部屋で少し休息をとった後で食堂に行く道すがらロゼとお姉様と合流、そのまま食堂に入室するとお兄様とお母様、そして黒髪黒目で髭を綺麗に切り揃えた軍服の上から黒のコートを羽織った偉丈夫、グラントお父様が家令のスバセが淹れたやっすい原価のコーヒーを啜ってましたわ。 わたくし達の入室に気付いたお父様は席を立つと大柄な体格に見合わぬ無駄のない動きでまっすぐこちらまでやってきましたの。  お父様はわたくしの父なだけあってかなりのイケオジですけれど、軍服を押し上げる程に盛られた筋肉と、お兄様の1.5倍はある肩幅、無愛想な目つきも相まって中々に迫力がありますわね。「ご機嫌よう、お父様」 「久しぶりね、父さん」 「ご無沙汰してます、御当主様」「うむ、3人とも見違えたな。それでこそ我がバレスチカ家の一員よ」 それぞれの挨拶に対して深く頷くお父様。  バレスチカ家至上主義、バレスチカファーストを信条としている彼にとって、こうしてダンジョンから帰還したわたくし達の成長をその目にするのが嬉しいのでしょう。 立ち振る舞いだけを見るなら立派な当主にしか見えないお父様ですけれど、実際には中々にやべーやつですの。  何せ原作ゲームの『ふぉーみら』において彼は投獄されたわたくしを救い出す際、自分が団長として手塩をかけて育ててきた騎士団員を全員、ついでに陛下を容赦なくぶち◯してますものね。 彼が四天王(3人)としてシャルロット達と相対した時の会話でのキレっぷりも相当アレで、ユーザーからはキチ親父と呼ばれてましたわ。 バレスチカファースト、ここに極まれりですの。  わたくしが原作でのお父様の事を回想してる間にお父様はお姉様と向き合ってましたわ。  何か仰りたい事でもあるのかしら。「強くなったなアクアルよ。冒険者協会には我からSランク昇格試験への推薦状を出しておこう」「私が父さんと同じSランクに……?」「うむ。戦いの経験値さえ除けば今の貴

More Chapters
Explore and read good novels for free
Free access to a vast number of good novels on GoodNovel app. Download the books you like and read anywhere & anytime.
Read books for free on the app
SCAN CODE TO READ ON APP
DMCA.com Protection Status